当財団では、「旅の思い出」をテーマに撮影した写真を募集いたします。
皆様の「旅の思い出」を応募してみませんか? 写真ファンの方でもそうでない方でもOKです!
応募された中から、選考のうえ入賞した作品を、メトロ文化財団のホームページで発表いたします。
皆様のご応募をお待ちしています。
テーマについて
第2回メトロ写真コンテストのテーマは「旅の思い出」です。
「旅は人生、人生は旅」とよく言われ、島崎藤村は「旅じゃありませんか、誰だって人間の生涯は。」、ゲーテは「人が旅をするのは、到着するためではありません。それは旅が楽しいからなのです。」などなど旅にまつわる名言は数多くあります。
旅行には、家族旅行、修学旅行、新婚旅行などがあり、行く先は日本国内から海外まで幅広くあるでしょう。また、気のおけない友人、趣味を共にするグループでの季節ごとの観光旅行やグルメ探訪旅行など限りなく、それらは年齢によっても変化します。
一方、単独での自分探しのケースもあるでしょうし、辛い心の痛みを癒す旅行、未知への挑戦としての冒険旅行などあるのではないでしょうか。移動の交通機関は航空機、列車、自動車、船など多岐に渡っていると思います。そして旅行には忘れ得ぬ思い出があり、また今日では記憶をとどめるための写真が付きもので、きっと思い出の詰まった写真があると思います。コメントを添えて送っていただければ嬉しく思います。応募要項にそって、どしどし送って下さい。お待ちしています。
写真家 中谷 吉隆
審査員紹介
写真家 中谷 吉隆 氏

メトロ写真コンテスト審査員
写真家 中谷 吉隆 氏
略歴
1937年、広島市に生まれる。
1957年、東京写真短期大学(現東京工芸大学)写真技術科卒業。
東京新聞社出版写真部を経て、1960年にフリーランスとなり現在に至る。
ルポルタージュ、人物、風景、スポーツ、歴史写真など幅広い分野の作品を各種出版物、印刷物などに発表。
カメラ芸術新人賞受賞(1964年度)、公益社団法人日本写真家協会名誉会員、一般社団法人日本スポーツプレス協会名誉会員、公益社団法人日本写真協会会員、全日本写真連盟関東本部委員、JCIIフォトサロン写真講座講師、俳号・龍子
写真集・著書
「ある日幸せに」 「道東-オホーツクと原野と湖と」
「スナップショットへの道」 「燃えるラグビー時代」 「スポーツ人間像」
「華麗なるスポーツレディー」 「AF一眼レフカメラ入門」 「趣味の写真入門」
「ノーサイドの笛が鳴る」 「神楽坂Story」 「極楽のアート」
など
写真展
「蒼氓60年」 「東洋と西洋の間」 「黒の墓標」 「道東-オホーツクと原野と湖と」
「スポーツするレディに愛を込めて」 「素晴らしきかなサッカー」
「オルゴール色の光」 「広島・戦後10年」 「憧れの東京を写して40年」
「ノーサイドの笛が鳴る」 「牛込神楽坂は、いま」 「写真×俳句作品展」
「蠢く街 新宿 What 1955-2017 」
など
作品紹介
ディキシーランド・ジャズを
聴いた夜

本場のディキシーランド・ジャズを聴きたく、北米をグレイハンドバス旅行の途中ニューオリンズを訪れたのは1963年。フレンチ・クオーターにあるプリザベーション・ホールは、古い木の床張りの狭い部屋で、毎夜ミュージシャンが集まり演奏し熱気に包まれ、入場料は1ドルで一晩中聴いていました。ディキシーランド・ジャズを創生したトランペット奏者でヴォーカリストだったオスカー・パパ セレスティンはジャズメンから崇拝されていて、帰りにLP盤のレコードを購入し割れないようトランクに衣類で包み大事に日本に持ち帰りました。
追憶・中国天津

戦後の昭和21年春に日本に引揚げるまで、中国・天津で暮らしていました。日本人学校に通っていた時、市内中心部を流れ、渤海に注ぐ白河(現海河)に日本の軍艦が来たというので見物に出かけました。多分、巡洋艦だったのでしょうが子供には立派な大きな船に見えていました。第二の故郷とも言える天津に出かけられたのは、文化大革命後の1981年でした。旧日本人街、通っていた芙蓉小学校、天津飯店などを見て回り記憶を辿りました。その後も何度か訪ねていて、市場で棗(なつめ)を売る姿には当時のおやつが棗だったので懐かしさがこみ上げました。
奥の細道

松尾芭蕉は「奥の細道」の冒頭に「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」と掲げ、生涯が旅人であるという生き方をして思い出を俳句に残しました。趣味で俳句を始め、その後写真と俳句のコラボレーション(私は「フォト俳句」と呼んでいます)を作るようになり、芭蕉が歩いた「奥の細道」を時間があれば訪ね、今日の写真を撮り句を詠んで芭蕉へのオマージュとしています。福島の昔の歌枕(古歌に詠み込まれた名所)文字摺石を訪ねた折、入口に芭蕉像がありました。ここで芭蕉は〈早苗とる手もとや昔しのぶ摺〉と詠んでいます。私は木陰にあるその像をあたかも歩いて行くというイメージの後姿で撮り、〈文字摺の石をしのぶや木下闇〉という句を作りコラボしました。
応募要項
テーマ | 「旅の思い出」 |
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応募資格 | 国内在住の方(高校生以上) |
募集期間 | 2020年12月1日(火)~2021年1月17日(日) |
締め切り | プリント郵送:2021年1月17日(日)事務局必着 Webからのお申し込み:2021年1月17日(日)23時59分まで |
応募形態 |
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応募規定 | 未発表の作品をお1人様3点まで。 |
審査員 | 中谷 吉隆 氏 |
賞 | 金賞1名 商品券10,000円分 銀賞2名 商品券5,000円分 銅賞3名 商品券3,000円分 審査員特別賞5名 入選若干名 粗品 |
入賞発表 | 2021年3月中にホームページに掲載を予定しています。 |
応募方法 | プリントした作品を郵送でご応募いただく場合 Webでご応募いただく場合 |
応募先 | 郵送先住所 〒164-0011 東京都中野区中央2-37-6 第7新栄ビル2F 「(公財)メトロ文化財団 メトロ写真コンテスト」事務局 宛 電話番号:03-5925-3803 |
注意事項等について
注意事項
- 応募には、注意事項への同意が必要です。応募いただいた段階で注意事項に同意をいただいたものとします。
- 応募する際は氏名(ペンネーム不可)、郵便番号、住所、電話番号は必須項目となります。
- 応募者本人が撮影し、著作権を有しているものであって、未発表の作品であること。
※ 個展・グループ展への出展、SNSへの投稿は発表とみなしません。 - 他のコンテストなどに応募中、また過去に入賞した作品は応募できません。
- 人物写真の場合は、被写体の方の了解を得てください。
- 組写真・合成写真、デジタル写真の画像処理した作品は応募できません。(額装や台紙、パネルに貼った写真も不可とします。)
- その他、故意、過失を問わず法律、公序良俗に反するもの、及び恐れのある作品は応募できません。
入賞後の取り消し及び掲載削除について
応募ルールに該当している作品として応募された場合でも、第三者から違反行為の通報があった場合は事務局により事実関係の確認を行います。違反行為の事実が確認された場合は入賞を取り消し、掲載を削除させていただく場合があります。
※ 応募作品が他のコンテストでの入賞したものや印刷物、展覧会などで公表されていることが判明したときは、入賞等を取り消す場合があります。 ※ 違法などに対する通報の情報は事務局のみが把握し、一般に公表されることはありません。応募作品に対してのトラブルについて
「メトロ写真コンテスト」のテーマで応募することにより、応募者と被写体となる第三者との間でトラブルが発生した場合には、当事者同士の責任において解決するものとし、当団はその責任を負わないものとします。
応募作品の権利について
応募作品の使用権は当団に帰属し、当団のホームページ上での掲載を目的で使用させていただきます。また、使用にあたっては加工する場合があります。(応募作品の著作権は、応募者に帰属をいたします。)
受賞者の発表及び賞品の発送について
- 各賞の発表は当団のホームページに掲載いたします。
- 受賞者には、事前に確認事項のご連絡をさせていただく場合があります。また確認の際、一定期間内に連絡が取れない場合、受賞の権利を無効とさせて頂く場合がございます。
- 賞品等発送時に住所等の不備、転居先が不明、長期不在等でお届けできない場合、また、事務局より連絡が取れない場合は、賞品受取りの権利を無効とさせていただく場合がございます。
申込完了メールについて
- メールアドレスをご登録されたお客様は、申し込みが完了すると申込完了メールが届きます。
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応募は終了しました